市民農園 郷の秋
ご挨拶

 札幌市白石区にあります「市民農園 郷の秋(さとのあき)」は、平成24年の5月にオープンいたしました。
私は東京都大田区で生まれ、終戦の年である昭和20年7月に開拓農民として家族(父母、姉3人)で北海道札幌市に渡りました。
当時、学童疎開で岩手にいた私を母が迎えに来て、一足遅れて家族と合流しました。
 大人の背丈ほどもあるススキの原野からの開墾です。
幼かった私や姉たちも、大事な労働力ですので学校へ行きながら毎日畑の手伝いをしてきました。
冬の寒さは想像を絶する厳しさで、藁葺きの隙間だらけの家で、まともな防寒具も除雪された道もない中、よく越冬できたものです。
家族一丸となっての努力が実り、年々作物の育つ畑になっていきました。 両親の跡継ぎとして玉ねぎ作りを始めてからは徐々に軌道に乗り、毎年質の良い大きな玉ねぎが出来ると褒められるまでになりました。
玉ねぎ以外にも、じゃがいも、ナス、トマト、キュウリ、ニンジン、かぼちゃ、とうもろこし等、多くの野菜がよく育ちます。

 長らく続けてきた農業ですが、平成23年頃から体調を崩したことをきっかけに、札幌市の援助と札幌市農協の方々にもご協力いただき、新たに市民農園を始める運びとなりました。
農作業は天候に左右されることもありますが、多くのみなさまに愛情をかけて作物を育てる楽しみを、この「市民農園 郷の秋」で体験していただけると幸いです。
 最後に、長年私どもに関わり支えてくださった、近隣農家のみなさまをはじめ全ての方に深く御礼を申し上げます。
大変にありがとうございました。
形は変わりましたが今後とも末永くよろしくお願いいたします。

「市民農園 郷の秋」開設者